08年4月1日の時事通信の記事。「シロアリの細菌で燃料開発へ」
驚きましたね。エイプリルフールかと思いました。
私は住宅のリフォーム設計・監理という仕事柄、木造住宅の調査・診断をよく依頼されます。
重要な調査項目のひとつに、木材の蟻害・腐朽の有無というのがあります。シロアリさんのは「蟻害(ぎがい)」という呼び方していますが、建物の耐久性・強度に影響を与えてしますので、要注意です。
たまに出くわすのが、左の写真にあるような被害です。私は蟻の専門家ではありませんが、主なのはヤマトシロアリで、ほぼ全国的にいるようです。イエシロアリというのが西日本中心で、アメリカカンザイシロアリなどという、いかにも港から上がってきたような、黒船的なヤツもいるようです。
下の写真は合板を食べていました。ヤマトの方だと思います。私の活動圏内でよく見かけるやつですね。
まあ驚いたのはこの記事。
(4月1日:時事通信)
シロアリの腸内には十数種の原生生物と数百種の細菌が共生し、栄養が少ない木を食べて生きていると考えられるが、理化学研究所の研究チームが1日までに、この細菌の1種の全遺伝情報(ゲノム)を世界で初めて完全に解読し、アミノ酸やビタミン類を合成していることを明らかにした。論文は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
シロアリが高い効率で木を分解する仕組みの解明が進めば、木材や食料にできないバイオマスをバイオ燃料に変える技術開発に役立つという。
良いですね。
ぱっとイメージしたのは、廃材になった木材の山に、おびただしい数のシロアリさん達がいてバリバリ食べている姿。そして、その下に蛇口かなんかが有って、ひねるとガソリンみたいのが出てくる・・・という映像でした。
おそらく、現実的には全然違うんだと思いますが、そんな感じしか浮かびませんでした。(笑)
仕事中たまに「シロアリも生きているんだなぁ」という、妙な気分になったことがあります。駆除される立場になる前に、是非、バイオ燃料を創る立場になって欲しいものです。
シロアリさんの活動時期は、今日から4月ですからそろそろです。羽アリさんの大量発生(ある日いっせいに飛び立つ)などがあれば、要チェックです。だいたいゴールデンウィークあたりがピークでしょうか。(多くの人間が休暇を楽しむ頃に働き者なのです)
ちなみに、羽が有るアリが必ずしも「シロアリ」とは限りません。腰のくびれとか見分け方がありますので焦らず!要注意です。何でもかんでもシロアリって脅かす業者もいるようですから、気をつけましょう。
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