2008年8月27日 (水)

住んでるよ・・・たぶん

歩いて、たまに目を引く家があります。
何が目を引くって? それは、家全体を覆う植物痕と対照的な
新しい給湯器」ですね。
いやあ~すごいっ。こりゃ人は住んで無いだろ。。。なんて思うと・・・
甘い甘い。typhoon
もちろん専門的観点からだと、建物の維持管理上は到底勧められない状態ですが、いろんな家があるという点で、この程度なら何とか住めるという証でしょう。
この手の蔦が覆うような家をたまに見かけますが、皆一様に「後は朽果てるだけ」みたくなっていますね。でも、せっかくだからクリスマスあたりに装飾してみて、夜と昼との落差を楽しむのも結構良いかもしれない・・・なんて。無理かな。rain
Tuta
ちなみに、東京都都市計画局の危険度測定調査では、このエリアはすぐ近くに大型施設と幹線道路があり、地盤も良好なことで「火災危険度3」以外、避難、建物倒壊とも問題無いという結果(数字が高いほど危険)の場所とされています。

植物は活き活きしている時は燃えにくいが、これはどうかな・・・

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2008年8月10日 (日)

リフォームか?リノベーションか?

最近お客様から、仕事が完了する頃に「これはリフォームではなく、リノベーションだな」と言われる事が増えました。
「リフォーム」って言葉からは、海外で仕事していた人に言わせれば「矯正」とか何か「正す」・・・みたいなニュアンスが感じられるようです。
本来はリモデリングとか、リファービシング・・・とかいうのが近いようです。中でもリノベーションというと「性能の向上」の意味に近いそうです。
ならば私の仕事は、リノベーションが合致すると・・・思います。flair

確かにリフォームのイメージがあまり良くないのか、ネット上で調べてみると、カッコイイ建築家っぽいひとは、あまり「リフォーム」って言ってないですね。

実は私自身、和訳のことは知っていたのですが、日本ではリフォームという言葉の方が幅広く「増改築」まで含み定着していますし、仕事の上で大切にしていることが実現できれば、言い方は何でもいいのです。
むしろ、仕事を依頼される「お客様側から見てどうか?」というのが、一番大切だと思っていましたので、まず、分かり易い「リフォーム」という言葉を使うことにしています。
ただ、お客様から「リノベーションだね」と言われると、内心「新しい言い方でも考えるか?coldsweats01」とか調子に乗ってしまいます。

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2008年8月 2日 (土)

近所の建築・機関銃の派出所

東京の渋谷にある交番、確か宇田川派出所だったかと思います。
20年くらい前には、よく近くを通っていたのですが、インパクトのある建物で、有名な建築家が手掛けたものです。(確か・・・鈴木エドワード氏かな)
裏手に機関銃のオブジェ突き出ていて先端にバラの造花が刺さっているという、洒落た建物だった記憶があるのですが・・・1年くらい前かに通りかかったら、写真のように、いつの間にやらバラが無くなっていたみたいです。wobbly
最近、写真を整理していて気がついたのですが、今はどうなっているのでしょうか。F1000096
大抵いつも新宿にいるのに、渋谷のセンター街は随分行ってないなあ・・・typhoon

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2008年7月21日 (月)

中古住宅と既存住宅の違いに思うところ

「既存住宅」というと「聞き慣れないなあ」と思われる方も多いかと思います。
まあ、簡単に中古住宅と同じようなと言ってもよいのでしょうが、中古というと一般的に「新築の完成時から一年以上経過した建物や、人が住んだことがある建物」など、「不動産売買など流通時に使用」されることが多いと思います。

それに対しこの「既存住宅」というのは、住宅品確法上の「新築住宅以外の住宅」をいいます。
??中古住宅と同じようなのですが、なぜ表現を変えたのか、住宅品確法の「既存住宅に係る住宅性能表示制度」の項、制度の概要から読み解くとこんな感じでしょうか。
「既存住宅の売買、リフォーム、維持管理等に際して、消費者の判断の目安となる情報が提供されるよう、既存住宅の現況・性能に関して専門家が客観的な検査・評価を行う制度である。」との部分。

そうです!・・・明記されているように売買のみならず、リフォーム、維持管理等に際して目安になる情報提供が得られるように・・・とされているため、「中古」が流通言葉を喚起させるなら、表現を区別する必要があったのでしょう。
法律で明記されている以上、中古ではなく「既存住宅」が正しい表現とも言えます。

ただ実際、こんな風に、専門家が客観的に家を診断してくれる制度なんて、なかなか利用されていないようです。公的な検査まで必要なくても、とりあえず建物の状態は知りたいものですよね。
そこで!!(手前味噌なようで恐縮ですが)
今年、住宅の専門家数名で組合を設立・参加し「住まいの診断はじめの一歩」というのを始めました。
無料セルフ診断できるコーナーもあります。(木造2階建て専用です)
現在、すでに建っている住宅の性能が、簡単且つ、大まかですが点数化されます。

住宅診断のイロハ・・・建物調査・診断の前に、最初に立ち寄るサイトとして、楽しんでいただければ幸いです!!

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2008年7月19日 (土)

今現在すでに建っている住宅を「既存住宅」と呼びます

ある本を読んでいたら、ブログは毎日更新すべしと書いてありました。「そうでないと逆効果・・・」と。これは大事件です。coldsweats02

そこで、久しぶりにブログを更新したいと思います。
(基本的に、意味を分かっていない私)bleah


まあ、基本的に便利市場・文句市場であって、業者の独り善がりですから。
それでも、何かお役に立てそうな内容もチラホラありますので、寄って行っていただければ幸いです。

本日はまず、ここ数ヶ月の間続発している大地震と、それらで亡くなられた方や被害に遭われた方々に、心より哀悼の意を申し上げたいと思います。
このブログでは、以前から(例えば05年8月など)度々、地震対策や心構えみたいな事を書いてきました。また、私自身が住宅のリフォーム設計を中心に手掛けながら、ある第三者機関で既存住宅の性能評価や検査を行うという、一般の建築家っぽい設計事務所主宰者とは毛色が異なるため、どうしても「今現在すでに建っている住宅」ばかりに目がいく傾向があります。この今現在すでに建っている・・・といのは、いわゆる「中古住宅」とも言えますが、言葉の意味として厳密には異なります。それはまた後日・・・

そんなこんなで、一回のセンテンスを短くして、出来るだけ多くブログ化していきたいと思います。仕事のホームページともリンクしていますので、たまに読んでいただければ幸いです。
では。

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2008年4月 1日 (火)

シロアリが役に立つ日?

08年4月1日の時事通信の記事。「シロアリの細菌で燃料開発へ」
驚きましたね。エイプリルフールかと思いました。
私は住宅のリフォーム設計・監理という仕事柄、木造住宅の調査・診断をよく依頼されます。
重要な調査項目のひとつに、木材の蟻害・腐朽の有無というのがあります。シロアリさんのは「蟻害(ぎがい)」という呼び方していますが、建物の耐久性・強度に影響を与えてしますので、要注意です。Photo_3
たまに出くわすのが、左の写真にあるような被害です。私は蟻の専門家ではありませんが、主なのはヤマトシロアリで、ほぼ全国的にいるようです。イエシロアリというのが西日本中心で、アメリカカンザイシロアリなどという、いかにも港から上がってきたような、黒船的なヤツもいるようです。

下の写真は合板を食べていました。ヤマトの方だと思います。私の活動圏内でよく見かけるやつですね。Photo_4

まあ驚いたのはこの記事。 
(4月1日:時事通信)

シロアリの腸内には十数種の原生生物と数百種の細菌が共生し、栄養が少ない木を食べて生きていると考えられるが、理化学研究所の研究チームが1日までに、この細菌の1種の全遺伝情報(ゲノム)を世界で初めて完全に解読し、アミノ酸やビタミン類を合成していることを明らかにした。論文は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
シロアリが高い効率で木を分解する仕組みの解明が進めば、木材や食料にできないバイオマスをバイオ燃料に変える技術開発に役立つという。 

良いですね。
ぱっとイメージしたのは、廃材になった木材の山に、おびただしい数のシロアリさん達がいてバリバリ食べている姿。そして、その下に蛇口かなんかが有って、ひねるとガソリンみたいのが出てくる・・・という映像でした。coldsweats01
おそらく、現実的には全然違うんだと思いますが、そんな感じしか浮かびませんでした(笑)

仕事中たまに「シロアリも生きているんだなぁ」という、妙な気分になったことがあります。駆除される立場になる前に、是非、バイオ燃料を創る立場になって欲しいものです。

シロアリさんの活動時期は、今日から4月ですからそろそろです。羽アリさんの大量発生(ある日いっせいに飛び立つ)などがあれば、要チェックです。だいたいゴールデンウィークあたりがピークでしょうか。(多くの人間が休暇を楽しむ頃に働き者なのです)
ちなみに、羽が有るアリが必ずしも「シロアリ」とは限りません。腰のくびれとか見分け方がありますので焦らず!要注意です。何でもかんでもシロアリって脅かす業者もいるようですから、気をつけましょう。

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2008年3月16日 (日)

笑えて参考になる現実  

笑えて参考になる話をひとつ。
つい最近知り合いの大工と話していて、よく利用する大きい材木屋さんの事務所で「新築用に別々の会社、5社ほどが同じ現場名で、同じ図面のプレカット(住宅建設用の加工材木)の見積りを依頼してきたよ」と言っていた話を思い出し、二人で爆笑しました。coldsweats01
すっかり春めいてきて、住宅展示場の広告が増えはじめた今日この頃。ハウスメーカーはじめパワービルダーから、中堅工務店まで、少ない新築のパイを奪い合う。
お客さんはお客さんで、住宅雑誌などに影響されてか「少なくとも3社以上の相見積り(競争)を・・・」など、まるで電化製品選ぶみたく、展示場など?で「タダで」作ってもらった平面プラン(家の間取り図)を引っ提げて、各社に「いくらで出来るのかなぁ?」なんて声掛ていたみたい。
いろいろ夢膨らませているんでしょうが、現実は各社が一斉に「下見積り」(原価)を材木屋1社に依頼し、後は自社の利益を乗せて、適当に体裁を整えるわけですな。
それでも当然、各社金額は確実に異なってきます。どれだけ利益を見込むか?は企業としては当然で重要な事です。

タダ
に思えた間取り図や、相談員の費用はどこかに隠されています。これも当然のこと。

どこの誰が、タダで、何の義理も無い、ほとんど見知ぬ人様のためを想って設計しますかね?shock
冷静に考えて・・・

補足しておきますが!・・・
ちゃんと自社で原価の精査をして、詳細までお客さんの利益になるようこだわって仕事している会社や個人が大勢いらっしゃいます。
下見積りを取るのは全く問題ないし、大切なのは「物事の道理」ではないでしょうか?最終的に造るのは現場の人間です。そして・・・住むのはお客さんご自身なのだから、しっかり勉強してくださいね。
くれぐれも誤解なさらぬよう、お願い申し上げます。

(それにしても、私はお客様とも、大工さんとも、お互い顔合わせて会話しながら仕事が出来て、結構幸せかもしれない・・・としみじみしましたよ)

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2008年2月10日 (日)

プレジデントの特集について

プレジデント社は、食べ物関連がテーマの「dancyuto」とか、着物の実用情報「七緒」などの月刊誌を発行している会社です。その社名でもある、月2回刊のビジネス誌「プレジデント」はサラリーマン時代から、たまに読んでいました。今回(2008.3.3号)「土地・住宅関連の特集満載」でしたので、ご紹介がてら、取り上げてみたいと思います。Scan0001
この本、650円なんですけど全体的に面白くまとまっていて、実務的に見ても「そりゃそうだ」と感心できる内容が多かったです。
特に直近で住宅購入を考えている方は、買って損は無いでしょう。ザッとでも読んでおいた方が良いと思います。

私が個人的に気に入った「全国1818地域調査!」は、視点が新鮮に映りました。土地を選ぶのに参考になると思います。
その他にも、私共の様に実務では当たり前でも、意外と知られていない「一般の方は知っておいた方が良いポイント」が、上手くまとめてあると思いました。

建売住宅で「検査済証」の重要性を説かれている項や、建替えを迷ったら「家の診断」をしてから、リノベーションか、建替えか検討する必要・・・などは、いい例でしょう。また、マンションチラシ研究家なる方がいらっしゃるのも興味深いものでした。
少し残念だったのが「欠陥住宅」関連の項では「業者=悪」のような構図を感じたことです。執筆者は、私も著書を読んだ事のある有名な方です。ご指摘の内容に大きな間違いはないと思いますし、欠陥は奥が深いから、あの短い項でまとめるのは大変だったのだと思います。興味のある方は、著作の方を読まれると良いでしょう。

ちなみに、別の執筆者で「注文住宅」の項にある『建築家とはすなわち一級建築士であり・・・』という文章は間違ですね。
これだと、あの世界的建築家・安藤忠雄氏は、東大の先生になって資格を授与されるまでは、建築家じゃ無かったという事になります。(安藤さんは建築家であったが、一級建築士で無かったらしい)その他にも建築士資格を持たない、著名な建築家は結構いるようです。
ちなみに建築士制度を作った田中角栄元首相が建設大臣時代、自ら一級建築士を授与したのも有名ですね。
どういう経緯か知りませんが建築家は『職能」』あり、建築士は『技術資格』であるというのが歪んだのでしょう。

まあ、勘違いは有るものです。それは別にして、最後に。
特集:大前研一
さんの『08年大乱時代の買い方、住み方』一読の価値有りですよ。
住宅を探しに展示場なんかに行っている、住宅ローンを組む若い世代の方は、この本、駅売店などに再来週まで売っているようですから、是非、手に取ってみてください。

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2008年1月17日 (木)

あれから13年

また、あの日がやってきた・・・
1月17日。この仕事をやっていて、頭から離れたことの無い日といっても過言ではありません。
「あれから13年。阪神・淡路大震災の教訓から学ぶ」【期間特集】 阪神・淡路大震災追悼というのをニフティがやっています。(@niftyのTOPページからも入れます)
この中で「神戸の現場から -ある行政マンにとっての震災」という経験談があります。文面に「神戸には地震は来ないと思われていたので、一瞬、ダンプでもぶつかったかと思ったそうだ。」という対話部分がありました。
私も高校まで、京都南西・大阪寄りに住んでいましたので、その気持ちは良く理解できます。近畿地方の人はなぜか「大地震はこの辺に来ないだろう」と信じていた?という記憶があります。(しかし阪神大震災、私の実家は被災しています)
私の2005年7月に書いたブログ『心に巣食う「安全神話」』でも書きましたが、恐ろしいのは「安全神話」が人々の心の中に巣食うこと。そして相反するかのように「不安・恐怖心を煽り、商売とする」人間が現れてくる・・・不安から逃れたい・・・そこに付け入る悪徳○○・・・も現れてきます。

私から提案があります。いろんな防災グッズがありますが、後年、新潟中越地震の際、現地の住宅相談にも参加して感じた「大切な心構え」は、地震対策をいくつかの段階に別けてやることです。以前のブログに書きましたので、リンクしておきます。
簡単に言えば、いきなり高額な耐震補強など無理でも、出来ることはあるということです。(耐震補強はやった方がいいのは当然ですが)地震発生時は、「最初の5秒で生死が分かれたりする」と言われています。

他にもネット上にもいろんな有益な情報がありますので、是非、各ご家庭・職場などで併せて実践してみましょう。そして、地震・災害によって失われた多くの命から教わった事を、無駄にしないよう、生き残った者として伝えていければ幸いです。

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2008年1月 3日 (木)

2008年、文句オヤジとしては

あけましておめでとうございます。
と、言える場合・言えない場合があります。あんまし「おめでたく」も無い場合も、慣例に基づき「おめでたく」なっていたりします。

かつて働いていた会社では、31日大晦日の夜中に気が付いたら年を越していた・・・という事もありました。その時は仕事仲間と一緒に、半ばヤケクソ状態で「おめでとう!」と叫び合っていた記憶があります。
また、仕事帰りに高田馬場駅のホームで年明けを迎えた時は、近くにいた全く面識の無いいろんな人達と、とりあえず「おめでとう!」を交わしました。

日本人は何かにつけ「ケジメ」を大切にする気がします。
でも、よく考えたらいつの日からか「旧暦」「新暦」になっていますが、アジアでは未だ旧暦を使っていたりする国が多いようですし、欧米では新年など、クリスマスの延長のような扱いをされていたような?記憶をしています。

何はともあれ、新年最初の文句としては「いろんな立場の人がいる事を『想像する力』を大切にしたいということです。最近は便利になり過ぎて、この想像力を使う機会が減っている気がします。仕事で「創造」するためにも「想像」する力を、ますます養いたいものです。
F1000024
近所の空

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